アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(760)「大塚家具父娘、共倒れの可能性も」

「大塚家具」(8186。JQ。東京都江東区)が経営方針を巡り父娘が経営権争いをし、結局、娘の大塚久美子氏が勝利して社長に復帰、父の勝久氏が会長を退任して大塚家具を追放されたのは2015年3月のことだった。あれから早くも5年が経とうとしている。
この間、父追放の直後は安売り、大幅増配もあり、株価的には人気化したもののそれはほんの一時のことで、相変わらず低迷を続ける。そのため、無借金で好財務内容だった同社は急速に経営悪化。中国企業や貸会議室大手「ティーケーピー」(3479。マザーズ)から資金導入するも焼け石に水で、昨年末、ついに「ヤマダ電機」(9831。東証1部)と業務提携、子会社化を発表。
 そしてヤマダ電機は「ニトリホールディングス」(9843。東証1部)に対抗し家具に進出も、電機売り場の一角に家具売り場を開設のため売り場面積は小さく(横右写真)、品ぞろえはお粗末な状況だ。大塚家具も資金繰りが苦しく、資金を導入しないと厳しい状況だったため、両社の思惑が一致したのかもしれない。

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