アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「イージス艦衝突――見張り員の判断で報告しないことなどあり得ない」

本紙は2月22日、イージス艦に精通するプロ中のプロが、今回の事故につき、「自動操縦になっていたこと」、「4カ月の航海でもうすぐ帰港」といった状況のなか、気の緩みから、当時、当直責任関係者は居眠りしていたか、世間話をしていて、見張り員は少なくとも衝突12分前には漁船の存在を確認していたにも拘わらず、その伝令が届かなかった可能性が強いとの衝撃的な考えを披露した。
そうしたところ、その後、12分前に確認した見張り員は、しかし、「漁船が避けて通る」と判断し、その件がレーダー員に伝わらなかった可能性があるとの情報が大手マスコミで報道されている(写真左記事=「毎日新聞」2月23日。右記事=「日経」2月22日)。
確かに、1見張り員の過失にしてしまえば、組織としてはダメージは少ないだろう。
だが、軍隊において、見張り員は一つのコマに過ぎない。その見張り員が勝手に「漁船が避けるだろう」と判断して情報を伝えないということなどあり得るのか? それでは軍隊組織そのものが成立しないのではないか?
そこで再度、前回のプロ中のプロに意見を求めてみた。結論は「あり得ない」というのだが、その証言はさらに衝撃的なものだった。

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