「ジャレコ・ホールディング」(東京都港区。横写真=入居ビル)というジャスダック上場企業がある。もともと主力はゲーム事業だったが、業績不振のため、金融と不動産事業に主力を転換しようとしている。その流れのなかで、昨年10月に相対取引で筆頭株主が入れ替わり、同社の実質上の金主も、金建一氏なる国際事業家に入れ替わっている」(さらに今年2月の15億円の第3者割当も金氏が引き受け、グループ会社で約57%を取得)。
その流れのなかで、同社役員も総入れ替えとなり、昨3月27日に異動となっている。
新しく代表取締役に就任した羽田寛氏は、ライブドア取締役兼執行役員上級副社長を務めていた。ライブドア事件前、堀江貴文社長以下、財務担当だった宮内亮治取締役(=下写真右。40)等と共に役員に名を連ねていた人物なのだ。
また、徐躍平氏なる人物も取締役に就くが、彼はライブドアが中国(大連)進出時、現地の総経理をしていた。
もっとも、宮内氏はいまも被告の身(昨年3月22日一審判決。有価証券報告書虚偽記載と偽計・風説の流布容疑で懲役1年8カ月。控訴中)だし、ライブドア株主約3300名から堀江被告等と共に総額209億円余の損害賠償請求訴訟を提起されているから、表立って役員等につくことはできない。
では、どういうかたちで同社に関わっているのか。