アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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仲間割れ? 雲行きが怪しくなって来た「千年の杜」ロシア連邦人工島建設プロジェクト

  今年1月から2月にかけ、暴騰した大証2部上場「千年の杜」(東京都港区。ただし4月より「東邦グローバルアソシエイツ」へ社名変更)の株価だが、3月に入ってからは下がり続け、今年最高値の3分の1ほどになっている(下写真=チャート図)。
この暴騰、同社が昨年末にブチ上げた、2014年のロシア連邦ソチ市で開催予定の冬季オリンピックに併せ、同市に人工島が建設され、そのプロジェクトに同社も参加するとの件が買い材料とされたのはいまさら断るまでもないだろう。
 もっとも、同社は債務超過(07年9月末約11億円。連結)で、「継続疑義の注記」企業。それにも関わらずこのプロジェクトが評価を受けたのは、今年2月13日、「露日経済協議会」(上の人物写真=左からロシア連邦会計検査院総裁、ロシア連邦商工会議所会頭、ロシア連邦会計検査院副局長という錚錚たる同協議会首脳)なる団体主催で、ロシア政府関係者を招き、千年の杜はそこに共催というかたちで参加。。おまけに、そこで「ソチ冬季オリンピック協力委員会」代表の久間章生元防衛相が挨拶するなど、露日経済協議会、ソチ冬季オリンピック協力委員会と一体の関係にあると思われたからだろう。
ところが、ここに来て露日経済協議会が距離を置き出し、関係者の間で先行き不安の声が上がっている。

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