関係者の話で、石原慎太郎都知事が、ある件で、東京地検に告発、受理され、近く何らかの処分が下される見込みであることがわかった。
石原知事といえば、破たん寸前の「新銀行東京」にさらに400億円も追加出資するという“泥棒に追銭”のような決定をしたばかりだが、冒頭記事(『サンデー毎日』4月27日号)にように、さらに約10億円、東京都の公金を浪費した疑惑が出ている。
この借金帳消しの恩恵を受けたのは、東京都中央区の築地市場の仲卸業者でつくる「東京魚市場卸協同組合」。
同組合といえば、いま東京都が進める豊洲の移転予定地に土壌汚染問題が浮上し、なおさら築地市場側は移転に消極的になっている。その“懐柔”のために特例で補填したと疑われても仕方ないだろう。
その築地市場跡地は、東京都というより、石原知事が音頭を取る2016年東京オリンピック開催の際のメディアセンター建設予定地になっており、万一、石原知事の好みで公金が恣意的に使われたのだとすれば、犯罪にも抵触しかねない。
そんななか、さらに東京地検の件が出て来た。