アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

インデックス恐喝未遂事件の裏側(2)ーー「貸し株」で得た9億円の使い途

 前回、ジャスダック上場「インデックス・ホールディングス」(東京都世田谷区)が「貸し株」した相手、P社の背後に、O氏を始めとする闇人脈にも通じる「九段ゼミナール」人脈がいることを本紙はスッパ抜いた(冒頭写真は、医学部専門予備校「九段ゼミナール」跡地。株式会社九段ゼミナールは99年3月、約14億円の負債を抱えて倒産。現在、校舎建物は解体され工事中)。
なぜ、インデックスと、このような怪しげな人脈が出会ったかは不明だが、インデックスがO氏を頼った理由はハッキリしている。
本紙でも報じているが、インデックスは同窓会支援SNSサイトとしては国内最大の「ゆびとま」(本社・長崎市)を子会社すると発表したことがある。2006年10月末のことだ。
ところが、このゆびとまは当時、ヘラクレスに上場していたIT系企業「アドテックス」の子会社になっており、そのアドテックスには広域暴力団元組長ら闇人脈が入り込み、ゆびとまの代表にその元組長自身が就いていた(07年2月、詐欺再生容疑で逮捕に)。それに寸前に気づいたためか、インデックスは翌11月に子会社化する話を解消する。
だが、アドテックス側は水面下では激しくインデックス側を攻撃していたようだ。「最初から子会社化するつもりはなく、インデックスの株価を上げる材料に使われた!」などと言いがかりとも思える主張をされ、往生したようだ。その際、O氏が両者の仲介に入ったと関係者は証言する。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧