本人は“暴露”ではなく、自慢話をしたつもりなのだろうが、10月1日、「産経」で報じられた、森喜朗元首相(75)のインタビュー記事が少なからず話題になっている。
この記事、タイトルに「石原伸晃氏支援は都知事との約束」とある。
なぜ、森氏が先の自民党総裁選で、自分が派閥の長を務めた町村派の町村信孝氏、あるいは安倍晋三氏ではなく、石原氏支持に回ったかというと、石原慎太郎東京都知事(80)は4選出馬する気はなかったが、自民党責任者として森氏は、「息子を(首相に)頼む」との石原知事とのバーター取引で、無理やり4選させた約束があったからというのだ。
息子を首相にするために、やりたくもない知事をやってもらっては都民はたまったものではない。また、ただ息子というだけで、無能な者に首相をやられては国民全体はたまったものではない。
実質、森氏はたいへんな“密約”を暴露しているのだ。
だが、無能なのは森氏も同じだ。
さすがに森氏、そこまでして石原知事を4選させた理由については述べていない。