アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「バンダイ」御曹司が、おもちゃ財団基本財産を流用していた決定的証拠

 昨年11月、カジノでの負けに会社資金を流用していたとして逮捕された「大王製紙」前会長・井川意高被告にも劣らない、問題の上場企業創業者御曹司として、『週刊朝日』が玩具大手「バンダイ」元社長(バンダイは現在、ナムコと合併し、玩具トップ、東証2部の「バンダイナムコホールディングス」に)の山科誠氏(冒頭左写真)の疑惑を取り上げた。
本紙は、その山科氏の、高級旅館を担保に、銀行から不正に融資を引き出した別の新たな疑惑を2度に渡り追加報道した。
今回は、週朝が報じた、山科氏が理事長を務める(財)「日本おもちゃ図書館財団」(以下、おもちゃ財団。東京都中央区)に関する疑惑の決定的な証拠を提示する。
週朝が報じたこの疑惑とは、山科氏が理事長の地位を利用し、この財団の基本財産を流用しているというもの。
この財団、障害のある子どもに遊び場を提供し、おもちゃの無料貸し出しを行うボランティア活動を行っている。
父・直治氏(故人)が私財を投じて設立した財団で、いまも森喜朗元首相などが理事に名を連ねる。その公的使命のため、いくら父親が設立し、自分が理事長だからといって、その基本財産を理事長の一存で流用していいものではない。

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