9月9日、藤本亮介さん(31)撲殺時、現場近くの防犯カメラに映っていた容疑者らの映像が公開されてから早1週間ーーかなり鮮明に容疑者の半数近くが映っていたことから、すぐ何人かは逮捕との見方が有力だったが、未だ1人として上がっていない。
それどころか、事件発生直後には、この連載2回目に述べたように、犯行の1週間ほど前に、今回犯行時に使われたと思われるワゴン車が職質に会っている(+盗難車ではなかったとも)など、ともかく半グレ集団特有の裏取りされやすい杜撰な犯行であるにも拘わらず、映像公開となったのは、「警察は犯人の目星は付けている。だが、公衆の面前での凶悪な犯行であることから、わざと見せしめに公開しているので」(六本木に事務所を置く指定暴力団3次団体トップ)なんて見方さえあったのだ。
では、なぜまだ逮捕に至らないのか?
これについては、以下のような政治的問題を指摘する者もいる。関東連合など半グレの「深い闇」とも関わるものだ。
(冒頭写真=防犯ビデオに映った容疑者。警視庁HPより)