アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

債権者向け「報告会」に“潜入”ーー時間稼ぎに終始する詐欺疑惑会社「新日本マテリアル」

 本紙で徹底追及している詐欺疑惑の「新日本マテリアル」(鹿児島市。羽田潤一郎代表)ーーその前は「シールド」、「天成ホールディングス」などと名乗り、グループ会社も含め、全国の高齢者を中心にクロマグロの養殖、中国での事業名目に高配当を謳い、社債や増資で数十億円を調達。現在も実質の代表者は中村浩一郎氏(冒頭右写真。会長の肩書き)。
だが、ほとんど事業は行われず、すでに投資家への償還や配当は停止されている。また社員の給料、取引先への不払いも常習化しており、大手マスコミも事件化の可能性もあるとして現在は取材している。
そんななか、すっかり報告が遅くなってしまったが、去る8月10日、大阪において投資家向け「報告会」が行われた(冒頭左写真は「報告会」のあった梅田のビル)ので報告しておく。
結論を先にいえば、会社側はいまもそれなりの事業を行っており、近く社債については一部償還できる“予定”という。だが、それは詐欺犯罪であるがちな“アリバイ作り”、時間稼ぎの手口と思わないわけにはいかない。 以下、その詳報。

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