この疑惑、本紙で8月27日に報じたばかりだが、新たな情報が入って来たこと、またそのなかには残念ながら「ジャスミー」(東京都港区。冒頭右写真は入居ビル)本体に関しても疑問に思わざるを得ないものが含まれているので、新たな被害者を出さないためにも緊急に追加報道する。
その件とは、実は(1)で報じたSNSなどにおいて上場を謳ったICO(プレセール)による資金集めの件ではない。
ジャスミーの関連会社B社が、ジャスミーのIoTプラットフォーム開発資金のために、現金ではなく、時価総額ではビットコインに継いで2位の仮想通貨「イーサリアム」(EHT)のかたちで借入れを行っている(仮想通貨消費貸借契約)とされることについてだ。
なお、その借入れのための説明では、ジャスミーは当初、何と今年6月に上場が決まっているといっていた。しかもわが国の複数の仮想通貨交換所の名を上げていた。しかし、上場していないことはいうまでもなく、その後、8月中の上場に延期されていたが、これもあり得ない話だろう。