アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大手マスコミはなぜ肝心なことを報じないーー安倍首相がトランプに約束した「遺伝子組み換え」トウモロコシ輸入

 G7サミットのためフランスを訪問していた安倍晋三首相は8月25日(日本時間)、トランプ米大統領と会談し、日米貿易交渉で基本合意。大手マスコミによれば、農産品につき、日本がかねてから主張していたTPP水準内にとどまったとして評価する論調の報道になっている。
もっとも、その首脳会談の席で安倍首相、トランプ大統領に余剰の米国産トウモロコシ約250万トン(年間輸入量の3か月分)購入を頼まれ、これを約束している。
そのこと自体は大手マスコミも報じている。
米中貿易戦争で余剰になったもので、しかもトウモロコシ産地は大統領選で勝者が頻繁に入れ替わるアイオワ、オハイオ州なので、トランプ大統領は次期大統領選を睨んで何としても支持を取り付けたいからだとも。
しかし、わが国民目線で見た場合、最も大切な、このトウモロコシのほとんどは「遺伝子組み換え作物」(GMO)という報道は皆無だ。
冒頭に掲げた『日刊ゲンダイ』(8月28日付)が唯一報じているようで、同報道でも指摘されているが、この余剰トウモロコシは飼料用ではあるが、その遺伝子組み換えで育てられた牛肉や豚肉を人が食べると健康を害する可能性があるという。
しかも、同記事によれば、あの中国さえ、米国産トウモロコシ輸入を断ったのは貿易戦争の結果ではなく、危険な農産物を忌避した可能性があるという。
なぜ、こんな国民の健康に関わるもっとも重大な情報を、大手マスコミは報じないのか!?
むろん、報じれば国民から批判の声が出て来るだろうから、これではまた安倍政権への忖度といわれても仕方ないのではないか。

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