アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの旧「真珠宮ビル」の所有権の変遷ーーなぜ、この東京・新宿駅前超一等地は売れないのか!?

本紙でも既報のように、6月27日、警視庁組織犯罪対策4課は、不動産コンサルタントの男性を脅したとして、指定暴力団・山口組系弘道会系幹部など計5名を暴力行為等処罰法違反(集団的暴行、脅迫)容疑で逮捕した。
5名が脅した経緯は、不動産コンサルタントのC氏は、旧「真珠宮ビル」(当時はビルはまだ建っていた=冒頭右写真。左は現在の跡地)の土地・建物を10年8月末までに36億500万円で買う契約を結んでいたが、その支払い期限直前、C氏は「瑕疵物件」だとし問題解決を申し入れたことに対し、「なめるな!」などと脅されたとされる(ただし、全員逮捕から6日目に処分保留で釈放)。
 当時、このビルの所有者は「ウォール」だった。同社は旧名「赤富士」。赤富士といえば、息子が役員に就くなど、実質、山口組系後藤組の後藤忠政組長(当時)の会社で、このビルの売買を巡る公正証書の虚偽記載で06年5月、警視庁組織犯罪対策4課は後藤氏らを逮捕。(横写真=「日経」06年5月8日夕刊。記事中の菱和ライフの西岡社長は無罪確定)。この虚偽記載の内容とは、赤富士は当時このビルの10分の4の権利しか所有しておらず、残りの10分の6に関してはオーナー一族側の会社「真珠宮」が所有していたのに、全部所有しているとして事情を知らない法務局職員にその旨の虚偽登記させたというものだ。
後藤氏は最高裁まで争ったが、今年2月、懲役2年執行猶予4年の有罪が確定している。また、前述の今年6月の暴力行為等処罰法違反で逮捕された1人、坂上雅夫氏も当時後藤氏と一緒に逮捕され、こちらも今年2月同罪の有罪判決が確定している。
こうした経緯、そして今年6月の逮捕容疑が同じこのビルの売買を巡り、「瑕疵物件」と言われたと聞けば、その後も赤富士ことウォールはすべての所有権を有していないに、再び騙して売買しようとしてのトラブルと思われる読者もいるのではないだろうか。
そこで、旧「真珠宮ビル」の所有権はその後、どう変遷し、現状、どうなっているのか、検証してみた。
(以下に真珠宮ビル所有権のチャート図、「和解調書」など転載)

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