本紙が徹底追及しているこの連載、今回は、去る7月10日午後1時半から大阪高裁であった大石敏雄・山口組系弘道会系「大石興業」元組長の控訴審第1回目の公判について報告する。
本紙がこの連載をやっている最大の理由は、警察を始めとする取り締まり当局が行き過ぎた権力を持てば冤罪が増え、それは暴力団に対してばかりか、権力に物申す一般市民にも必ず牙を向くに決まっているのに、この間、暴力団排除条例、共謀罪などさらなる法的締め付けを行おうとしているからだ。
しかも、本来はこうした当局の暴走は大手マスコミが監視すべきと思うが、彼らは当局側べったり。それどころか、明らかに冤罪と思われ、しかも汚職警官が絡んでいると思われる件さえ、逆に徹底して無視を決め込む有様だ。
本紙はたまたま拘置所からの本人の手紙により、弘道会系「大石興業」K元若頭(事件後、絶縁に)と大阪府警の汚職警官M(同辞職)らが仕組んだ、それも門真市発注の公共工事に関わる糸正臣氏の冤罪としか思えない事件(現在服役中)を知ったわけだが、このK・Mタッグチームは大石元組長(破門)をも嵌めた可能性が極めて高い。(横写真は門真市役所と、疑惑の公共工事現場=現在は中学校が建っている)
大石元組長の自宅に、拳銃と覚せい剤を仕込み、逮捕させたようなのだ。
“親” をデッチ上げ逮捕させてでもトップに立ちたいK元若頭と、弘道会の直系団体(府内は2つ)トップを何としても逮捕したいM元刑事を始めとする府警(4課)の思惑が一致した結果のようなのだ。