アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

活動家・園良太氏が語る、原宿署内「保護房」の実態

 江東区竪川河川敷公園のホームレス追い出しに抗議し、「威力業務妨害」容疑で逮捕・起訴された園良太氏(写真)だが、6月14日に保釈されたことは本紙既報の通り。
しばらく休養した後、反原発などの活動を再開した園氏に7月6日、インタビューをおこなった(場所は経産省前テントひろば)。世界でも珍しい「代用監獄」(司法機関の拘置所の代わりに、警察署内の留置所に被疑者の身柄を置き、警察が取り調べをする)は、「冤罪の温床」「被疑者の人権軽視」との批判もある。
逮捕されてからの127日間について、園氏に聞いた。

――取調べでは、調書を破ったり、机を蹴ったりと、相当反抗したと聞いていますが。

ぼくは2回の逮捕経験があるので、監獄の何がおかしいのかトータルに理解していた。とにかく、すべてがおかしいんですよ。「おらおら、園ちゃんよぅ」と人の髪を掴んでクシャクシャにしたり、頭を壁にぶつけたり。
指紋や顔写真をとって永久保存して、完全に犯罪者予備軍として登録されるわけですが、まだ起訴もされていない段階でそんなことをする。最近はDNAまで取っている。誤認逮捕の可能性だってあるのに。海外では考えられない。
「逮捕されたら犯罪者」という世間の見方は、この「代用監獄」制度が保証しています。だからぼくは、言葉と体で、この制度そのものに反対することにした。
現行犯逮捕なのに、手帳やら持ち物を全部没収するのだっておかしい。つまり政治的事件だから、ぼくの人間関係や、友人の名前や住所を探るために勝手に持っていってしまう(写真は園氏の著書『ボクが東電前に立ったわけ』)。

――取調べでは、具体的にどういうことを聞かれましたか。

初日しか取調べを受けなかった。基本的に黙秘だけど、ひたすら相手の刑事に「ものを返せ」「指紋をとるな」と叫びました。相手の質問には答えず「ふざけんな・ふざけんな・ふざけんな」とオウムのように繰り返したり。次の日以降は取調室に行くのを拒否し、部屋から出なかった。
1回目に逮捕された麻生邸ツアーのときは、取調べの刑事から「親が泣いているぞ」「仲間はおまえのことなんてどうせ見捨てるぞ」「就職できなくなるぞ」等、お決まりの転向強要がありましたが・・・。(※ちなみに2回目の逮捕は、昨年9月に東京都新宿区で行なわれた「差別・排外主義にNO!9・23行動」でのデモの最中、警備中の警察官によって公務執行妨害容疑で逮捕。不起訴)。

――取調べが拒否できる、というのが驚きだが。

事件によると思う。支援や注目が少ない人とか、昔の左翼の爆弾事件とか重大事件だったら、拒否しても、無理やり引きずり出されていたと思う。今回は、向こうもどうせぼくが黙秘するとわかっているし、実際たいして聞くこともない。引きずり出すのも面倒だから、放置しておいたということでしょう。
逮捕された人がいきなり取調べを拒否するのは難しいと思うけど、2回3回と逮捕されれば慣れてくる。取調べに出ないほうが、全然楽です。長時間、くだらない話を延々と聞かされるのはキツイ。

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