古賀誠衆議院議員(冒頭写真)といえば運輸大臣、自民党幹事長、選対委員長を歴任するなど大物代議士。いまも、自民党の派閥・宏池会(古賀派)のボスで、道路族としても知られる。
この古賀代議士の“元”秘書とはいえ、道路関連会社社長を務める者が、古賀代議士の信用も背景にし、詐欺を働いたとなれば、やはり注目しないわけにはいかないだろう。
被害者(=B氏とする)関係者が解説する。
「広告会社社長を務めるAさんは、東京・新宿の高層マンション(横写真)の部屋を借りようとしたがなぜか審査を通らなかった。そうしたところ、知人を通じて、古賀代議士の元秘書で、道路サービス会社社長を務めるOを紹介された。要するに、道路族の古賀の元秘書で、道路関連会社社長を務めているから、自分なら必ず審査を通ると名義貸しの話を持って来たんです」。
ただし、当然ながら、名義貸しをするには条件があった。それも、単なる“謝礼”支払いの方法ではなくだ。