本紙が指摘したフィリピンにおける贈賄疑惑に対し、事実無根として提訴したパチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧名アルゼ。東京都江東区。6425。JQ)だが、早くも化けの顔が剥がれようとしている。
本紙に続き、「ロイター」も同様の疑惑を報じているが、さらにロイターは続報で、(1)11月19日、フィリピンのアキノ大統領(下写真)のスポークスマンが、比当局が捜査を開始する方針と明らかにした。そして11月28日に比議会で公聴会が開かれた。一方、(2)11月30日、米ネバダ州カジノ規制委員会(NGB)が、岡田和生アルゼ会長(冒頭写真)の聴取に向けて動いていることが明らかになったなどと報じたからだ。
この疑惑に、たいした根拠がないなら、こうした動きが出て来るわけがなく、まさに重大な疑惑だからこそ、このような動きが出て来たと見るのが常識というものだろう。