昨日から大手マスコミが、久間章生元防衛相が「山田洋行」の宮崎元伸元専務等から接待を受けていたことが「分かった」と報じている。
その時期は昨年12月のことで、すでに宮崎元専務は山田洋行を辞め、競合会社「日本ミライズ」を設立していた。
この事実だけを持って深読みすれば、“内紛”で久間氏は宮崎元専務側に付いたと見る向きもあろうが、それは違う。
本紙でも既報のように、久間氏は、宮崎元専務との疑惑が出ている守屋武昌前防衛事務次官と沖縄の普天間基地移設場所などを巡って対立。“内紛”でも山田洋行側に付いていると見られる。
昨年12月はまだ様子見で、“保険”をかけるべく宮崎元専務側にも一度は会ったと理解する方が正解だろう。
なお、この接待の事実を暴いたのは日本共産党の機関紙『「赤旗」日曜版』(10月28日号)。大手マスコミをこれを見て報じているに過ぎない。