10月25日、東京地裁で山口組系元暴力団組長で、経営破たんしたコンピュータ製造機器「アドテックス」(東京都。元ヘラクレス上場)副社長だった下村好文被告(写真右。左は武部勤自民党元幹事長)に対する判決言い渡しがあった。
懲役2年4月(求刑3年6カ月)だった。
下村被告は「アドテック」が民事再生手続き中にも拘わらず、約6300万円を不正に支出したとして民事再生法違反(詐欺再生)罪に問われていた。
この6300万円の購入契約に際しては、事前に役員会に諮られた。だが、公言こそしていないものの、他の役員は日頃の言動から下村被告が組関係者と認識しており、恐くてほとんどの役員が賛成に回ったという。(武部元幹事長との関わりについては、以下に解説)