アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

これが呉服販売「健勝苑」の“次々販売”の手口

大量の呉服を一人に次々と販売する。それも強引に営業すると購入してしまう傾向の強い体力・気力とも総体的に乏しい高齢のお年寄りをターゲットにする。
もちろん、高齢者の女性の大半は年金暮らしで、貯蓄の乏しい方も多い。それでも“次々販売”が可能なのは、長期のローンを組ませるからだ。
10月22日、この“次々販売”をやっていた呉服販売大手「健勝苑」(京都市)と信販会社「クオーク」(東京都港区)と「オリエントコーポレーション」(東京都千代田区)などを相手取り、購入者6名が既払い金(約1816万円)の返還と、残債(約800万円)の帳消しを求めて提訴したと10月23日の「毎日新聞」が報じている(上写真)。
実は本紙の方にも、まったく同じケースの訴えが来ていた。
横に掲げたのが、その方の契約状況をまとめた一覧表。わずか9カ月程の間に14件、総額1104万円もの契約を結ばされている。そして、その大半(786万6600円)がローン契約であることがわかる。
それにしても、いくら強引な営業をかけられたとはいえ、なぜ、これほどの契約を結んでしまったのか?
この購入者は50歳。やはり無職で、無収入で、特に資産などなかった。
(以下に“次々販売”の手口が察せられる資料を掲載)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧