アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「防衛省次官人事騒動の裏に、沖縄・普天間飛行場移転利権争い」

冒頭記事(大きな記事=8月18日「毎日新聞」)のように、小池百合子防衛相(右写真)が出したポスト次官人事がひっくり返るという異例の事態が起きたのはご存じの通り。
小池氏が9月1日付で守屋武昌次官を退任させ、後継に警察庁出身者を就けると「毎日新聞」(冒頭写真左の小さい記事。8月7日)にリークしたことに、守屋次官が反発したのが事の始まり。だが、大手マスコミの報道を見ても、なぜ小池氏がこの手の異動では鉄則の事前に(現役の守屋)次官の同意を得、その上で人事検討会議、閣議に諮ることをせず、一部マスコミにリークするという越権行為、真面目に考えれば罷免されてもおかしくない手まで使って守屋次官を追い出そうとしたのか、その肝心部分がまったくというほど説明されていない。
実はその背景には、沖縄の米軍・普天間飛行場の移転先として、政府と米国が06年4月に合意した「V字案」(守屋次官支持)と、沖縄県や移転先となっている名護市が求める「修正案」(V字案より南西沖合。小池防衛相支持)を巡る暗闘があったのだ。

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