アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(737)「五洋インテックス」の最新情報

そもそもはカーテンなど室内装飾品の専用商社「五洋インテックス」(7519。JQ。愛知県小牧市)については何度も取り上げてきたが、株価が低迷しており、立て直しを考えているようだ。立て直しといっても経営ではなく株価の立て直しだ。
元はといえば、2018年6月に当時相談役だった田久保利幸氏が太陽光発電事業の商材やタブレット端末を同社に紹介し仕入れたのだが、その事実はなく架空取引に基づいて売り上げを計上したとして、有価証券報告書の虚偽記載でSESCから課徴金(600万円)を受けることとなった。ところが、その発端の田久保氏は相談役を解任されたものの、今年4月28日開催の臨時株主総会で自分の息のかかった光通信出身(元営業部長)の宮原雄一氏(下写真)を社長にすることに成功し、実質、経営権を掌握してしまったのはご存じの通り。
こうなるとIRを連発して株価を上げるしかない(冒頭写真=五洋インテックスの株価チャート)。5月27日には医療関連でアイセルネットワークスと業務提携発表。7月12日にはメディカルツーリズムを第2の事業の柱とするべく、医療観光のMNC社の子会社化を発表。しかし、IRにはMNC社の内容は一切記されていない。

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