本紙が追及している、グループ企業でクロマグロ養殖を始めとする数々の事業名目での資金集めに関し、疑惑が出ている「天成ホールディングス」改め「新日本マテリアル」(鹿児島市。羽田潤一郎代表)ーー。
当局がすでにガサ入れを行い、事件化必至の元上場企業「セイクレスト」の筆頭債権者で、業務提携もしていた。
その新日本マテリアル、疑惑だけでなく、最近は、こうした疑惑会社の特徴として、すでに資金集めはほぼ限界まで完了したためか、社員への給料未払い、あるいは、店舗の内装工事費や家賃の踏み倒しなど、アリバイ的な事業の撤退とも思える動きも明らかになって来たので報告する。
確認できたのは、グループ会社で、クロマグロ養殖事業名目で社債を集めたこともある「シールドジャパン」(鹿児島市。羽田代表)経営のレストラン「TESORO(テソロ)」とクラブ「空庭」に関して。新日本マテリアルのオーナー・中村浩一郎氏も、かつてこのシールドジャパンの代表に就いていた。
この2店舗は鹿児島市東千石町の同じビル2階で経営していたが、昨年末には強制退去になっている。
どういうことか?
関係者が証言する。
(冒頭写真=1審敗訴したことがわかるシールドジャパンの控訴状コピーの一部。下写真はクラブ「空庭」)