アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「セイクレスト」上場廃止の影に、「天成ホールディングス」改め「新日本マテリアル」在りの証拠

 「シールド」なるグループ傘下企業などで、実態がないにも拘わらず、クロマグロ養殖へ投資すれば高配当を得れるとして全国の高齢者などから資金を集めていた疑惑会社「天成ホールディングス」は、今年1月10日に「新日本マテリアル」(鹿児島市。羽田潤一郎代表=シールドの元代表)に社名変更していたことは本紙既報の通り。
奇っ怪なのは、社名変更し、「新日本マテリアル」のHPが存在するにも拘わらず、未だ「天成ホールディングス」のHPも存在。しかも、変更後の1月10日以降も、天成の方に追加記事が載る一方、新日本の方には何も載っていない事実。
対外的には、新日本と天成は別会社を装っているようなのだ。
 それはともかく、この詐欺疑惑が出ているグループ会社のオーナーで、実質、代表は、社名変更前まで代表の地位にあった中村浩一郎氏(横写真)だ。
その中村氏、人を介して本紙に接触。8月2日、本紙・山岡が会ったところ、本紙記事の多くは「事実無根」と主張。説得力のひじょうに乏しいものだったが、それでも中村氏の「クロマグロ養殖場が買収出来なかったのは相手のせい」「シールド以外(現在は)金集めはしていない」などの言い分を信じ、追加記事を控え、状況を見守っていた。
だが、その言い分はやはりほとんどがデタラメなものだった。
その典型例の1つが「セイクレスト」(大阪市中央区)との関係。
セイクレストはジャスダックに上場していた不動産会社だが、昨年5月20日に上場廃止に。
その際、7億1000万円と最大の債権者となっていたのが天成だが、昨年8月に会った際、中村氏は「(セイクレストに対する)債権は2100万円だけ。なぜ、7億1000万円にもなっているのかまったくわからない」と述べていた。。
ところが、両者の密接な関係を物語る「証拠文書」(以下に転載)が出て来た。

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