本紙で徹底追及していたクロマグロ詐欺疑惑の「シールド」ーーすると、「天成ホールディングス」が同社の持ち株会社となり、クロマグロ養殖から事業を多角化させ、シールドの存在は目立たなくなった。
だが、だからといって出資者とのトラブルが無くなったわけではない。
それどころか、天成ホールディングでも増資を募り、新たな出資トラブルが起きていることがわかった。
さらに、いろんな理由を付け、複数の社員を首にし、給料さえ支払っていないことも判明した。
その理由が奮っていて、「天成ホールディングスは破綻したから払えない」という。だが、破綻したのではなく、「新日本マテリアル」(鹿児島市永吉一丁目)に社名変更されていたのだ。
謄本によれば(冒頭写真)、社名変更されたのは今年1月10日。
天成ホールディングスのHP(上写真)を覗くと、関係者らが同社IRを悪用している旨述べて、セキュリティー対策のためと称してIR情報が閲覧できなくなっている。だが、この時期、すでに社名を新日本マテリアルに替え、新日本マテリアルのHPは別途存在する。