アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>東京都葛飾区の公園土壌汚染濃度=チェルノブイリ最高レベル汚染地区(立ち入り禁止)の意味

 1月21日、日本共産党都議団は記者会見し、東京都葛飾区の「水元公園」の土壌から、最高2万Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されたとして、東京都に対し、他の都立公園や都営住宅、都立小学校など都の施設を測定し、対策を取るべきと訴えた。(下写真=「赤旗」22日記事より)
おそらく、これまでに公表されたBq/kg単位では都内で最高値だろう。何しろ、チェルノブイリ事故で最高レベルの「居住禁止区域」とされたところと同レベルなのだ。
 ところが、一部大手マスコミでしか報道されず、報道されても小さく素っ気ない扱い。
同席した専門家が、「国が対応基準にしている8000Bq/kgを超えており、早急な措置が望まれる」といっているのに、あろうことか、都は「(空間線量は毎時0・23で)1μシーベルトを超えていない」として何ら対応するつもりはないとしている。
むろん、1カ所の例外的な最高値だけをセンセーショナルに報道するだけなら問題だ。だが、これはごく一部で、ただ最高値の土壌だけを探すなら、これを上回る事例はいくらでも見つかるのではないか。
目を向けるべきなのは、都内もすでにそれほど汚染され、しかも今後、汚染度はさらに酷くなると思われる事実。ところが、対処すると止めどなくなるということで、行政は無視を決め込むのはどう考えてもおかしいし、まともに報じない大手マスコミもひどい。
(冒頭写真=大きく報道した「日刊ゲンダイ」23日付記事)

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