報告が遅くなったが、東京都が強行に進める豊洲への築地市場移転に弾みが付きかけないということで、注目の「東京魚市場卸協同組合」(東卸)の理事長選は、本紙でも既報のように、2月7日に再投票が行われた。
だが、またしても移転賛成派の伊藤淳一副理事長と、反対派の山崎治雄理事が共に15票で、決まらなかった。
2月15日に再々投票するという。
ところで、なぜ、東京都は築地市場移転を強行しようとするのか?
ここに来て、石原慎太郎東京都知事の4選出馬説が出る(4月10日投開票。冒頭写真=「毎日」2月8日夕刊)なか、その石原氏と某ゼネコンとの癒着疑惑が、築地市場の跡地再開発でもあるのではとの見方が、早くも選挙を見据えての情報戦の一環か、出て来たので、以下、報告しておく。