本紙では今年2月、「グローブシップ」(矢口敏和代表=冒頭左写真。東京都港区。冒頭右写真は本社ビル)なる大手ビル管理会社の警備部門を担う子会社契約社員が勤務中に急性心不全で亡くなり、遺族が労災申請した件を報じている。
同社は未上場ながら、“丸の内の大家”ともいわれる「三菱地所」を最得意先に都心の大型ビルの管理をたくさんやっているが、実際に現場で担当しているのは高齢者が多く、過酷な長時間労働を強いられているという。
それは、同社から分離した福島原発などの原発施設関連メンテ大手「アトックス」(グローブシップと同代表、同住所。グローブシップはアトックス株の35%、アトックスはグローブの24%の持ち合い)も同様とも。
そして、両社だけでも600億円以上の売上げ(グローブは約382億円、アトックスは約253億円。共に18年度)を誇るということで本紙では取り上げた。
そうしたところ、今度は昨年8月27日、総合職で入社したまだ28歳だった女性社員が自殺したとの情報が寄せられたので追加報道する。
やはり、過酷な労働の末のことという。