所属芸人・中田カウスの黒い交際、経営陣と総業家の対立、連結会社「ファンダンゴ」の突然の上場廃止ーー今年上半期、週刊誌を中心にマスコミを騒がせたお笑い最大手、東証1部の「吉本興業」(本社・大阪市中央区)。
本紙でも「ファンダンゴ」の件はいち早く報じた。
しかし、去る6月26日に開催された同社株主総会は「荒れる」との観測を裏切り、開催時間が延びただけでほぼ平穏に終わった。
中田カウスの黒い交際に関しては結局、お咎めなし。
一方、経営陣と総業家の対立のなか飛び出していた中邨秀雄元会長、それに「ファンダンゴ」に関する不正支出に関する疑惑は、7月末まで結果を待たねばならない。しかし、社内調査委員会がマスコミの注目もほとんど去った今、厳しい結果を出すとは到底思えない。
いったいあの騒ぎは何だったのか、とも思ってしまうが、本紙はある有力筋からこんな最新情報を得た。
結論をいえば、疑惑は決して「シロ」だったわけではなく、すべて「蓋をされた」ようなのだ。