アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「吉本興業」お家騒動の顛末

所属芸人・中田カウスの黒い交際、経営陣と総業家の対立、連結会社「ファンダンゴ」の突然の上場廃止ーー今年上半期、週刊誌を中心にマスコミを騒がせたお笑い最大手、東証1部の「吉本興業」(本社・大阪市中央区)。  本紙でも「ファンダンゴ」の件はいち早く報じた。  しかし、去る6月26日に開催された同社株主総会は「荒れる」との観測を裏切り、開催時間が延びただけでほぼ平穏に終わった。  中田カウスの黒い交際に関しては結局、お咎めなし。  一方、経営陣と総業家の対立のなか飛び出していた中邨秀雄元会長、それに「ファンダンゴ」に関する不正支出に関する疑惑は、7月末まで結果を待たねばならない。しかし、社内調査委員会がマスコミの注目もほとんど去った今、厳しい結果を出すとは到底思えない。  いったいあの騒ぎは何だったのか、とも思ってしまうが、本紙はある有力筋からこんな最新情報を得た。  結論をいえば、疑惑は決して「シロ」だったわけではなく、すべて「蓋をされた」ようなのだ。  安藤英雄氏ーー一般の知名度はまずないといっていいが、芸能界、パチンコ業界には大きな影響力を持つとされる人物だ。本紙でも72歳を迎えるにあたっての「祝う会」参加予定の各界の豪華な顔ぶれを紹介したことがある。  この安藤氏に、吉本興業専務(当時)で、「ファンダンゴ」を実質、切り盛りして来た疑惑の中心人物・大崎洋氏が大接近していたのをご存じだろうか。 「安藤さんはすごい検察人脈を持っとるんやから、まして府警なんか動けんのとちゃいますか」(関係者)  ともかく、この大崎氏は責任追及されるどころか、先の株主総会では逆に代表取締役への就任が決まった。  安藤氏の力の源泉は、高級料亭「花月」(大阪市)のオーナーである点にあるようだ。自身、取材に応じた際にもそう認めている。  この店で大阪国税局や近畿財務局の大蔵官僚による大阪高検管内の検事たちの飲食接待が頻繁に行われていた。その場には関西の企業経営者も多数同席し、高級クラブでの2次会、3次会費用も彼らが負担。その見返りに便宜を図ってもらっているとの疑惑が出ている。  その関西企業経営者としては古くは旧住友銀行や三和銀行、バブル時代は地上げ屋やゴルフ場業者、バブル崩壊後はパチンコ関連業者とも言われる。  そして、店の名前からこの集まりを「花月会」と呼ばれるが、その場所提供を通じて影響力があるとされるのが安藤氏その人なのだ。自身、費用負担の有力業者であるパチンコ業者大手「サミー」時代(現・サミーホールディングス)に大株主でもあった。  この「花月会」の存在が知られたことから、1990年代後半にはこの接待は終わったとの見方もある。だが、一度食い込まれた以上、この癒着関係がそう簡単に崩れるものではない。  一方、中田カウスに関してはこんな証言も。 「何かあると、すぐ(山口組)5代目の名前を出して相手を脅していたことは、マスコミに完全に知られてしまったし、5代目自身、引退してしまったからもう使えん。それで彼、近年は伸助を通じて別の親分に接近しとるね」(事情通)  この親分は執行部に名を連ねている。もちろん、山口組だ。  …

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