本紙がウォッチし続けている、かつて大手消費者金融「武富士」が地上げを手掛けたものの失敗し、いまも塩漬け状態になっている京都の問題土地(大きくは京都駅前、高島屋隣接地、北白川の山林の3つ)を巡る動きについてお伝えする。
本紙がこの件に関心を持っているのは、未だ地上げは完了していないにも拘わらず、ここに来て所有権が武富士側から正体のよく分からない会社に移転。そして「近く最終的に誰もが知る大手が買い取り、いよいよ有効利用される」との観測も流れているが、こうした動きの背景がハッキリしないためだ。
「裏には、武富士の武井保雄元会長未亡人がいる」「(かつて武富士の依頼を受け地上げを行っていた)同和団体の関与無くして所有権は動かない」などという真偽不明の情報も出ている。
こうしたなか、本紙は同和団体元事務局長が、この問題土地の仲介に関与している複数の証拠文書を入手した(以下に、その文書の一部を転載)。
(冒頭写真=京都駅前の問題土地)