アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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久間防衛相辞任の背景ーー囁かれる司直の追及との関係

久間章生防衛相は「原爆発言」の責任を取るとして、昨7月3日、安倍晋三首相に辞任する意向を伝え、了承を得たのは既報の通り(左写真=「毎日新聞」7月3日夕刊)。  この発言、北朝鮮からの核ミサイルに関しては米国と集団的自衛権を取りながら、米国からの核爆弾は「しょうがない」では、米国のいいとこ取りで、いったい久間氏はどの国の防衛相なのか、との疑問の声が出て当然だろう(右写真イラスト参照=「毎日新聞」同日より)。緒方重威元公安調査庁長官の行動にも驚かされたが、その比ではない。  もっとも、今回の辞任意向に関しては、同時に、辞任=「恭順の意」を現すことで、司直の追及を緩めて欲しいとの思惑もあるのでは、と見る向きもある。  というのも、まだ公にはなっていないが、大手マスコミがようやく報じ始めたGEが製造元の航空自衛隊次期輸送機CXの新型エンジンを巡る1000億円とも言われる利権を巡り、水面下で防衛省現役幹部が奇っ怪な動きをした事実があり、大物政治家の圧力説が浮上しているからだ。  この新型エンジンの納入を巡り、防衛省御用達の商社「山田洋行」と、退社した元社長等が設立した新会社「日本ミライズ」との間で、GEの代理店獲得を巡って熾烈な“内紛”が展開されているのは本紙でも既報の通り(写真=「朝日新聞」7月2日)。  現状、日本ミライズの方が優勢なのだが、それに横槍を入れるような本紙既報のフジテレビの報道などがあり、その背景には現・山田洋行側を支持しているとされる久間氏、それに秋山直紀氏の何らかの関与があったのでは、と見る向きもある。 「山田洋行の山田オーナーが久間氏に直に会って洋行側支援をお願いした。常識的に、タダではそんなお願いはできない」(事情通)  そして、いま防衛省内で出ている疑惑とは、防衛省内局A幹部の奇怪な行動を巡ってのものだ。  まだ事が事だけに詳細は報じられないが、このA幹部、この6月、注目のGEの代理店選定に関し、日本ミライズ内定を取り消すべく圧力をかけとしか思えない行動に出ていたのだ。 「こんな行動が、防衛省内で何の合意もなく取られたことが表面化すれば首が飛びかねない。単独でそんな行動をすることはあり得ず、そうなるとよほど強力なプレッシャーがもっと上司、その背後に懇意な大物政治家がいると見ないと理解しようがない。  すでに省内幹部の間ではかなりの話題になっています。問題が表面化するのは時間の問題でしょう」(防衛省中堅職員)  そして、その大物政治家として久間氏、そして秋山氏の名前も出ているというのだ。  一方、秋山氏と山田洋行が従来からひじょうに懇意な関係にあることはよく知られている。  例えば、秋山氏が実質、取り仕切っている「安全保障研究所」の海外防衛施設の視察旅行ーーこの視察の際、外務省に提出された書類において、山田洋行の社員がなぜか「安全保障研究所研究員」との肩書きで参加している。…

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