アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

武富士の負の遺産(提訴「違法」判決とVS三菱地所)

本紙・山岡に対する盗聴等で大きな痛手を負った東証1部のサラ金大手「武富士」(本社・東京都新宿区)ーー最近も故・武井保雄元会長(下写真)の“負の遺産”と思える2つの案件が話題になっている。  1つは、6月27日に東京地裁で判決があり、「武富士の提訴は違法」との判決が下った件だ。  原告は、武富士の疑惑を精力的に追及していたジャーナリストの寺澤有氏(上写真。寺澤氏主宰のブログでこの判決について連載中=「武富士の『恫喝・疲弊訴訟』を手助けする東京地裁」)。  寺澤氏は03年5月?7月にかけて『週刊プレイボーイ』で武富士の問題を追及したところ、名誉毀損だとして総額2億円の訴訟提起をされた。この記事が武富士盗聴事件への流れを作ったといってもいいほどの、真相を暴いた重要な告発記事だったにも拘わらずだ。 そのため、納得いかない寺澤氏は、逆にこちらこそ名誉を毀損されたとして、同社と武井元会長を相手取り、2億2000万円の損害賠償請求訴訟を提起していた。  判決は、「根拠がないのに批判的言論を弾圧する意図で提訴した」と厳しく指摘した。しかしながら、認定した損害賠償額はわずか500万円。そのため、すでに同社は1000万円を供託していたので、それを受け取ればいいとして寺澤氏の請求を棄却した。  もう1件は東京都杉並区内の武井ファミリーの自宅を巡る争い。  東証1部のわが国を代表する不動産会社「三菱地所」(東京都千代田区)が、東京・杉並区の武井ファミリーの自宅に対し「処分禁止の仮処分」を申請、認められていたことは本紙でも既報の通り。  これ、武井ファミリー企業の代理人を名乗る弁護士が三菱側に総額24億円で買わないかと提案。これに対し、三菱側はOKし1億円の手付け金まで支払ったものの、売却話が一向に進まなかったことからの苦肉の策だったようだ。これが今年3月末(写真=「自宅謄本」参照のこと)。だが、なぜか5月14日に三菱地所は取り下げ。  これに対し、逆に武井ファミリー企業と武富士は三菱地所を相手取り、「信用毀損」などで2億円の損害賠償請求訴訟を提起している。  トラブルの概要は判明したが、しかしここまでどうしてこじれたのか。依頼を受けたとして動いていた弁護士の、本当の依頼者は誰だったのか? 追って、報告したい。…

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