本紙は、漁獲量が制限されるなか、クロマグロ養殖業が有望と謳って社債購入名目などで20億円ともいわれる多額資金の詐欺疑惑が出ている「シールド」なる企業につき、この間、追及して来た。
このシールド、鹿児島の闇人脈が深く関わっており、今年5月20日を持ってジャスダック上場廃止になった不動産会社「セイクレスト」の筆頭債権者になっていたこともお伝えした。
このシールドのクロマグロ詐欺疑惑につき、本紙は決定的とも思える関係書類を入手したので以下、お伝えする。
その前に、もう一つ重大な情報をお伝えしておく。このシールド、資金集めをしていた当時は鹿児島市中央町に本店登記されていたのだが、実は今年4月13日を持って東京都中央区日本橋蛎殻町に移転していた(千代田区麹町の支店も昨年8月末に廃止)。
しかも、その移転を待たず、シールド代表で、一連の疑惑の中心人物である中村浩一郎氏は代表も役員も昨年11月に辞めていた。
それだけではない。この中央区の新住所を訪ねて見たのだが、ビル(冒頭写真)のどの部屋にもシールドの表示を確認できなかったのだ。
これらの動きは、もう目的を達成したので、店仕舞いし、代表の中村氏は逃げ出したということなのか?
さて、本題の詐欺疑惑の決定的証拠とは、シールドが謳うクロマグロ養殖を行う会社の買収に関してのことだ(以下に転載)。