アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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対「ジェイ・ブリッジ」訴訟で飛び出した、「多摩川ホールディングス」前取締役の重大疑惑

 本紙は東証2部の投資会社「ジェイ・ブリッジ」(JB。昨年10月より「アジア・アライアンス・ホールディングス」。東京都墨田区)の疑惑を、この間、徹底して追及して来ている。
投資で時に、損失を出すのは致し方ない。JBの場合、それだけに止まらず、信用づけのために自社も投資するケースが多いが、自社や関連会社の損失回避を最優先し、ファンドと密接な関係にある立場を悪用し、自分たちだけの回収を最優先し、その他の投資家を切り捨てるのだ。
その典型例として取り上げた、JB側が行ったサテライト事業(競輪施設賃貸事業)に1億5000万円を投じた「ウェルタイム・キャピタル・ベンチャー・インク」なる海外ファンドが起こした民事訴訟においては、償還期限が来るや、書類を偽造までして償還期間を1年延長したこととし、その間にJBが10億円の貸付金をファンドから回収するという犯罪に抵触していると思わないわけにはいかない疑惑まで浮上している。
こうしたなか、別件訴訟において、さらなる重大疑惑が浮上している。
原告は「ファイアーバート」(大阪市中央区)という投資会社。
JBは05年5月、大証2部に上場していた「機動建設工業」(大阪市)の新株予約権を引き受ける。当時、JBが再建を引き受ければ株価が上がるというマジックが成り立っており、株価は急上昇。JBは直ちに益出ししたかったが、機動建設との間で長期保有を条件としての引き受けだったため売却できない。そこでJBは身内のファンドを設立し、このファンドに機動建設の新株予約権を転売して益出しした上、JB自らもこのファンドに出資し、株価を上場させてキャピタルゲインの獲得を目指す。
ファイアーバードはそのファンドに出資した者だが、ここでもJBは、ファンドと密接な関係にある立場を悪用し、ファンド清算時、ファイアーバードに機動建設株を返還せず、約4億円の損害を与えたという。
この訴訟の被告のなかに、JBの高森幸太郎社長(冒頭左写真)、元社長の桝澤徹氏(同右写真)などに加え、この5月までジャスダック上場「多摩ホールディングス」(神奈川県綾瀬市)の取締役に就いていた増山慶太氏も入っている。

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