アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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京都問題土地売却巡り――藤井鉄雄氏が「武富士側は2重契約している!」と爆弾証言

 本紙でも既報のように、7月29日、消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)の京都の2つの問題の土地(下写真=一方の京都駅前材木町の土地)を、「スティーロ」(京都市中京区)なる正体不明の会社が買収し、関係者の間で大騒ぎになっている。
こうしたなか、この地上げを最初に武富士の創業者で会長だった故・武井保雄氏に依頼されたものの、武井氏はその約束を反故にして広域暴力団側に再依頼。そのトラブルのなか、仲間を3名殺され、自身も武富士の地上げ資金の一部を騙し取ったなどと武富士に告訴され有罪、服役を余儀なくされたものの、すでに出所している「崇仁協議会」の藤井鉄雄会長(冒頭写真)から本紙に電話があった。
「今回の売買はデタラメだ!」というのだ。
 7月13日、ちょうど別件取材が大阪であったので、本紙は京都に寄り、藤井氏に会って来た。以下は、その藤井氏の驚愕の証言だ。
核心部分だけ最初に述べておくと、このスティーロの売買に先立ち、藤井氏の関係者がすでに一部資金を武富士側に支払い、しかもスティーロよりはるかにいい値で買う話が出来ていたという。ところが、その約束を反故にされ、しかも前金として支払ったカネも戻って来ないというのだ。
俄には信じがたい話だが、これが事実なら、「2重契約」というか、刑事事件必至ではないか。被害者側は週明け早々に仮処分申立をするという。

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