アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

IXI事件を機に決算見直しを行い、大幅下方修正した「サイバーファーム」ーー問題の「東京リース」との売上高をゼロに

 東証2部に上場していた「アイ・エックス・アイ」(民事再生法申請)の架空取引疑惑が浮上した際、関連が指摘された沖縄の上場企業「サイバーファーム」ーーそのサイバー社は4月12日、2006年12月期の「決算短信」等の訂正を発表した。  まさにIXI事件を機に見直した結果、06年12月期の連結売上高を約140億円から約83億円、純利益は8億9300万円から5億400万円へとなど、大幅な業績下方修正を行ったのだ。  こうなると、サイバー社も長年、IXI同様、売上高などかなりの水増しをしていたとの疑惑が出ても無理ないだろう。  この下方修正で気になるのが、サイバー社の最大の販売先が東証1部上場「東京リース」だった事実。IXI事件で真っ先に名前が出た(この3月29日には「日本アイ・ビーエム」等に対し提訴)。  サイバー社の東京リースに対する売上高は、05年12月期の中間決算(連結)分だけでも約16億7000万円、06年12月期同期も約12億9000万円と最大のお得意様だった(写真=訂正報告書より)。ところが、06年12月同期の売上高をゼロとしたのだ。  一方、サイバー社は4月3日からは、最新の有価証券報告書を法定期限までに提出しなかったとして管理ポストに割り当てられてもいる。  本紙では、前出・IXI事件を機に、このサイバー社と東証2部上場の不動産会社「アーバンコーポレイション」との疑惑の取引があることを具体的に指摘したが、その後、別の上場企業との疑惑に関する情報も得ている。  物流コンサルなどのヘラクレス上場「ワールド・ロジ」(本社・大阪市)がそうだ。  同社も、有価証券報告書を法的期日までに提出できなかったことから、やはり4月3日から管理ポスト入りしている。  同社はサイバー社の2・3%の大株主であり、また前出・東京リースに次ぐ大口販売先だった。サイバー社の2005年12月期中間決算短信(連結)を見ると、約16億円もの売上高があり、東京リースに次ぐ28%もの比率を占めていた(冒頭写真=「報告書」参照のこと)。一方の東京リースの売上高がゼロになった06年12月同期はわずか1・8%に過ぎない。だが、それは本紙への情報提供者の「現在はやめているらしい」との証言とも一致するのだ。…

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧