アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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石原都知事に吹き出した新たな献金疑惑

昨年末、石原慎太郎東京都知事に関する「裏献金疑惑」が週刊誌等で報じられたのはご存じの通り(左写真=「サンデー毎日」06年12月24日号)。
2005年9月、三男・宏高氏が“郵政民営化選挙”で初当選を果たした直後、東京・銀座の高級料亭「吉兆」で秘密会合が設けられ、その席で焼酎『森伊藏』の空き箱に1500万円が詰められて石原知事に渡されるなど、その時の参加者から渡された計2000万円の献金が政治資金収支報告書に記載されていないという疑惑だ。
 その主な参加者は石原都知事、糸山英太郎元代議士、宏高代議士、それに水谷功・水谷建設会長(当時)(下写真=その「吉兆」での記念写真。右から記載通りの順番)。
その後、水谷会長は脱税容疑で逮捕、起訴されたことから、何のための献金だったのかとなおさら脚光を浴びたものの、石原親子、糸山元代議士も現金授受の事実はないと主張したことなどから、この疑惑はうやむやになっている。
こうしたなか、新たな献金疑惑が出て来た。
もっとも、こちらの献金は政治資金収支報告書にキチンと記載されている。石原知事に献金したものだが、問題はその献金がなされた背景だ。驚くなかれ、元代議士の事件潰しに関係しての謝礼の可能性があるというのだ。

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