アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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オリンパス騒動で浮上した、旧「ジェイ・ブリッジ」元社長らの重大疑惑

 旧「ジェイ・ブリッジ」(JB。現「アジア・アライアンス・ホールディングス」)といえば、本紙が現在も徹底追及している東証2部の投資会社。
もっとも、東証2部に上場しているといってもいまやほとんど事業らしいこともしていないし、株価も低迷し、ほとんど話題になることもない会社だ。
ところが、このジェイ・ブリッジの名前がここに来て、市場関係者の間で頻繁に聞かれるようになっている。
 大手マスコミ既報(冒頭写真=「毎日」10月19日記事)のように、10月14日、現経営陣がマイケル・ウッドフォード前社長を解任したところ、翌日、ウッドフォード氏が「不透明な過去の買収案件について説明を求めたところ、解任された」と解任の不当性を主張したことで火が付いた、東証1部、精密機器メーカー「オリンパス」(東京都新宿区)の騒動。(横写真=騒動で暴落したオリンパスの株価。チャート図)
現経営陣は「社内情報を暴露した」などとして法的措置も匂わせているが、真相は、過去に行った不透明な大型M&Aで巨額損失を出したにも拘わらず、未だその責任者だった菊川剛会長がオリンパスの経営権を握り、その真相を隠蔽し続けているというのが事の本質であるようだ。
 しかも、そのオリンパスが巨額損失を出したM&A相手会社の株式の5割以上を握っていたのが、当時、ジェイ・ブリッジの子会社だった「ジェイ・キャピタルマネジメント」なる会社で、同社を実質、牛耳っていたのは、本紙がこの間、もっとも問題だとして追及していた桝澤徹(=横写真)ジェイ・ブリッジ元社長だったようなのだ。

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