アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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県福祉課が忖度ということはないかーーあの岡光元厚労省事務次官がトップの社会福祉法人でゴタゴタ

この 岡光序治氏(冒頭写真)という名前をご記憶だろうか……。
厚生省(現・厚労省)の事務次官まで上りつめたエリート。だが1996年に暗転、特別養護老人ホームの補助金詐欺事件で逮捕され実刑判決を受けた
その岡光氏、現在80歳になるものの元気で、現在、故郷の広島県庄原市にある2つの特別養護老人ホームを経営する社会福祉法人「東輝会」の理事長に就任している(正確には理事長代行)。
ところが、この「東輝会」、このところゴタゴタが続き騒がしいのだ。
同法人は長きにわたり財政的に非常に厳しい状態が続いていた、という。その立直しに理事長になったのが石橋良三氏。
「石橋理事長から相談を受けた知り合いの人物が、複数の金融機関からの借入れ金を一本化、さらに無担保で低金利の新規融資も取り付けてくれた」(東輝会関係者)。
これによって、東輝会は資金繰りのメドがついたと思われた。
ところが、新規の借入れは法人建て直しのための運転資金だったはずが、東輝会はこのうちの約5000万円を前理事長への退職金に充てたというのだ。
しかも、この充当につき、そもそも東輝会の定款には退職金の規定がなかったところ、
「理事会で退職金の項目の追加規定を全会一致で決議した。運転資金として受けた融資は6000万円ですから、そのほとんどが前理事長の退職金に消費されたわけです」(A氏)
というのだから耳を疑う話ではないか。
A氏の話を引き取るかたちでB氏が続ける。

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