アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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堺市長選にも影響ーー地元信金5億円融資詐欺疑惑(1)

 いよいよ堺市長選が迫って来た(9月15日公示。29日投開票)。
現職の竹山修身市長(63。冒頭写真)と、「大阪維新の会」公認の新人・西林克敏氏(43。元市議)の実質、一騎打ちの様相だ。
自民、民主両党の地元勢力に加え共産党も、橋下徹・大阪市長率いる「大阪維新の会」が掲げる「大阪都構想」に反対の立場から竹山氏を支持。西林氏は当初から不利と見られているが、この戦い、西林氏が敗れれば都構想の実現は完全に遠のき、維新の会の存在自体も危うくなりかねない。
反橋下の本紙としては何とも結構な情勢と思っていたのだが、そこに入って来たのが、竹山市長にも飛び火しかねない地元信金からの5億円融資詐欺疑惑。
関係者はすでに地元マスコミにリーク、大阪府警にも告訴の相談に行っており、堺市長選で西林陣営が竹山陣営攻撃の材料に使うのは必至の情勢。ならば、少しでもダメージを緩和すべく本紙が真っ先に公開することとした。
今回は、この疑惑の概要を説明しておこう。
騙され、信金クラスでは巨額の5億円を引き出され焦げ付いていると見られるのは「大阪厚生信用金庫」(上写真=本店。大阪市中央区)だ。
融資が行われたのは昨年5月のことで、大阪府寝屋川市の約4400坪の宅地・雑種地が担保とされた(登記上は6億円の根抵当権設定)。

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