アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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堺市長選にも影響ーー地元信金5億円融資詐欺疑惑(2)

 この連載(1)では、大阪府寝屋川市の約4400坪の土地購入名目で、当時の土地所有者や買い手らが共謀し、土壌汚染の事実を隠し、また高額での転売先が決まっていると信じ込ませる(転売先との売買契約書など作成。転売は実行されず。当然、転売先もグルと思われる)などし、「大阪厚生信用金庫」(下写真は本店。大阪市中央区)から5億円をまんまと引き出した融資詐欺疑惑の概要をお伝えした。
今回はその疑惑と、大阪都構想の実現のためにも、橋下徹代表率いる「大阪維新の会」が背水の陣で挑む、15日公示の堺市長選がどう絡むのか解説しよう。
 簡単にいえば、この融資詐欺疑惑で共謀の疑惑が出ている企業が、維新の会候補の対抗馬、現職で最有力候補・竹山修身現市長(冒頭写真)と親しいと見られるからだ。
その前に、驚くべき事実を報告しておこう。

本紙は昨日、黄檗宗の愛媛県松山市の末寺が借金の片に、「反社」に伽藍本堂や敷地を実質、押さえられている事実をスッパ抜いた。
1億5000万円の借金が1年余りで2億5000万円にも膨れ上がり、またお寺の本堂を押さえるなどその手口はどう考えても闇金のそれだが、実はその大阪の貸し手と、融資詐欺疑惑で名前が出ている竹山市長と親しいと見られる企業は同じなのだ。
(上写真=黄檗宗大本山の「萬福寺」)

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