アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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沖縄建設・不動産業界に打撃を与えたゼファーの民事再生申請

 今年7月18日、東証1部だった不動産関連企業「ゼファー」(東京都中央区)が民事再生法を申請したのは周知の事実だが、そのゼファーが沖縄建設・不動産業界でかなり大きな存在だった事実はほとんど知られていない。
 ゼファーは06年に沖縄に支店を開設、07年から執行役員を配置し、沖縄での体制強化を図っていた。
沖縄県豊見城市豊崎地区で県土地開発公社や市と協力し、同地区の中核になるホテルやマンションの建設を計画。また、那覇市牧志でも那覇タワーを含む複合型ファッションビル「COM*D」の再生に乗り出していた。
そして、なかでも本紙が注目するのは、本土では悪名高い「ユニマットグループ」(東京都港区。高橋洋二代表)の独壇場といっていい宮古島において、ゼファーの飯岡隆夫社長自ら代表に付き、子会社「宮古島砂山リゾート」(宮古島市)を通じて行っていた総額200億円ともいわれる宮古島砂山ビーチ一帯(冒頭写真2点。その下2点は計画頓挫で荒れ放題の予定地)での一大リゾート施設計画。
本紙は05年10月7日、「沖縄建設業界の仕切り役リゾート会社が倒産の不可解」という記事を配信している。

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