アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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沖縄建設業界の仕切り役リゾート会社が倒産の不可解

●沖縄県土木建築部幹部出身

10月4日、「宮古島砂山リゾート」(本社・沖縄県宮古島市)なる会社が会社更正法を申請、実質、倒産していたことが明らかになった。
負債総額は約4億7000万円。
南の島の中小企業の倒産だから、全国紙はどこも報じなかった。
だが、沖縄県では大きなニュースだった。というのも、同社代表を務める長山長弘氏なる人物は、沖縄県の土木建築部施設建設室長を務めた人物で、その後、沖縄県では5指に入る「太名嘉組」(沖縄県浦添市)の代表取締役副社長に天下っており、地元では知る人ぞ知る建設業界のフィクサー的存在だからだ。
全国の中堅住宅不動産業者で組織する(社)「日本住宅建設産業協会」の沖縄支部長も務めている。
県立武道館アリーナ棟、久米島空港、警察官待機宿舎、県総合福祉センター、県営翁長団地、知念中学校、ゴザ高等学校など、同社が受注した公共工事は数多い。
ところで、宮古島は近年、観光地としてますます集客力を増している。
その宮古島でかつて大手スーパー・ダイエーが、ゴルフ場も含めた220億円規模のホテル開発を計画。だが、バブル崩壊で頓挫した。そして04年9月、買収した土地を10分の1の安値で譲り受け事業継承したのが砂山リゾートだった。
今年9月には、地元自治体と開発に当たり環境や騒音に配慮するという協定書まで締結していた。
それがなぜ、会社更生法なのか?

●沖縄県のケアハウス建設業者選定で、1億3000万円のリベート疑惑浮上

ところで、つい最近、この長山氏に関し、工事を受注させた見返りにバック・リベートを受け取ったとの疑惑が浮上している。(以下にその証拠文書掲載)

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