現在も東京地検特捜部はPCIを初めとする世界的な建設コンサルタント企業グループ「パシフィックコンサルタンツグループ」(本社・東京都多摩市。通称・パシコン)の捜査を進めているが、このグループを率いていた荒木民生前会長(冒頭左写真。今年4月、逮捕。公判中)の特別背任疑惑をいち早く報じた本紙・山岡と、山岡が執筆した月刊経済誌『ZAITEN』を発行する「財界展望新社」(東京都千代田区)に対する荒木被告の上告が棄却されたとの報告が、昨日、こちらの代理人弁護士からあった。
荒木被告並びにパシコンはこの間、山岡の記事は事実無根だとして、山岡に対し、2つの民事訴訟、記事をHP上から削除せよとの仮処分申立、さらには刑事告訴も行うなど、山岡潰しに躍起になったが、これを持ってすべて山岡側勝訴で終了した。
(冒頭右写真=荒木被告転落の元を作った長男・謙氏)