4月末、2012年5月に88歳で死去した直木賞作家で、「お金儲けの神様」とも呼ばれた経済評論家・邱永漢氏の妻・長女・長男の3人に対し、東京国税局が約24億円の遺産などの申告漏れを指摘していたことがわかったと大手マスコミが一斉に報じたのはご存知の通り。
申告漏れを指摘されたのは約12億円の遺産と、相続した株の配当よる所得約12億円。
親族3人は相続した香港商社の株の評価額を実際より低く算定、また香港銀行の邱永漢氏の預金約1億円を無申告、さらに株の配当約12億円も無申告だったという。
また今年3月から海外に5000万円以上の資産があれば税務署への報告が義務づけられているが、妻・長男はそれを提出せず、そのペナルティーも科され、過少申告、加算税も加え3人の追徴額は総額約9億円になると見られるが、すでに3人は納税済とのこと。