アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

丸山茂樹の黒い交遊関係や問題を放任する奥田碩トヨタ自動車前会長(下)

 本紙は前回、奥田碩トヨタ自動車前会長(前日本経団連会長)が、トヨタ自動車子会社社長だった小泉直氏をトップに戴くかたちで、実質、わが国のプロゴルフツアーの大半を主催する(社)「日本ゴルフツアー機構」(JGTO)を牛耳っていることを報じた(奥田氏は理事)。
いまも奥田氏が相談役を務めるトヨタ自動車の狙いは、プロゴルフを通じての宣伝とイメージ・アップ。小泉会長体制発足と同時に、トヨタに加え、キャノン、松下電器と3つの大企業がツアーのスポンサーとして新規参入。不況で10年前と比べて試合が大幅減少(36→25)して苦しい中、確かにプロゴルフ界も益を得てはいる。だが、その見返りに失ったものもある。
あるプロゴルファーは、その典型例がプロアマ選出場の強制だと漏らす。
「お目当てのプロと一緒にプレー出来るのですから、この試合に出たいアマは多い。トヨタにとっては、これは営業の大きな武器になります。そのためでしょうか、これまではプロはあくまで自由参加だったところ、出場しないと、その次のツアー出場停止というペナルティーが課せられるようになったんです。
お客さんは確かに大切ですが、我々はプロで、まずはプロのツアー出場ありきです。こんなデタラメな規則が出来たのは、実質、利益至上主義の奥田氏並びにトヨタに牛耳られたからです。失ったものは大きい」
そんななか、再び、直々に奥田氏がトヨタの専属に引き入れた丸山茂樹選手(冒頭写真=「週刊ポスト」98年4月10日号)の黒い疑惑を問う声が出て来ている。
本紙でも既報のように、広域暴力団・山口組系後藤組の後藤忠政組長と、JGTOの母体で、わが国プロゴルファーすべてが所属する(社)「日本プロゴルフ協会」(PGA)の小林旭名誉会員(上写真)の交際が発覚、さらに同じ後藤組の息が掛かる会社の監査役に、PGA理事を務めるヤメ検の宗像紀夫氏が就任していたことも発覚したからだ。

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