千葉県中心に首都圏で無料情報紙発行「地域新聞社」(=冒頭写真。2164。JQ。千葉県船橋市)の株価がそれまで400円台だったところ、昨年8月から突如急騰して11月6日には5000円を付けた。その後4000円台をキープしていたが、今年3月後半から急落し4月8日終値は977円。
その地域新聞社の株価をぶち上げた筋は、「北日本紡績」(=下写真。3409。東証2部。石川県白山市)にも絡んでいるとの情報が入ってきた。こちらは年初700円台だったが、2月から急騰し、4月8日終値は1600円と軽く倍以上になっている。
この手口、他の仕手株と違って出来高が余り多くないのが特徴だ。普通、仕手筋はSNSなどで拡散しながらチョウチンを付けさせ、出来高を急増させ最後は売り逃げる。
ところが、地域新聞社においては出来高が急増して逃げた形跡が見当たらないばかりか、急落時に出来高が急増している。本尊は株価を実に12倍(!!)にも暴騰させたはいいが、出口戦略を伴わなかったと推測できる。
それにしても、この仕掛け、誰がやったのか!?
そこで、まずはアクセスジャーナル本編で11年1月20日に報じられたこちらの記事に目を通していただきたい。