本紙で3度に渡り報じて来た、ブルネイのボルキア国王甥っ子の投資詐欺疑惑ーーちょうど8月22日から30日まで同国でTPP交渉が行われ(冒頭写真)注目されるということで、本紙はこの時期に合わせて報じたのだが、やはりというべきか大手マスコミは一切無視した。
だが、本紙はこの間の調査で、この詐欺話にはわが国国会議員2人も関与していた疑惑を新たにキャッチした。
それを解説する前に、「高島貞幹」(73。横写真)なる人物について紹介しておこう。
投資家が会話も困難な遠い国の国王甥っ子を信じたのは、ブルネイ関連投資話を仲介した日本人がいたからだ。彼が日本で話を持ち歩き、関心を示せば一緒にブルネイにまで飛び、現地で国王甥っ子らを紹介したからこそ信じ投資したのだ。
その高島氏は「サンライズテック」(大阪市西区)という会社の代表。そして、本紙既報のように同社役員には国王甥っ子=「ピージーハイジ・カマル・バリーン」(通称Pgバーリン)自身が就いていたのだ(下写真はサンライズ謄本とPgバーリン)。
その高島氏、この間、被害者から逃げ回っている。関係者によれば皇室関係者を名乗り、皇室紋章の金バッチをスーツにいつも付けていたという。学歴は関西大学文学部卒、1963年毎日新聞社に入社し、87年1月まで在籍。その直後、(財)「徳修学園」理事兼事務局長となる。(*詳細は被害者作成HPを)