7月26日に報じた、8月22日からはTPP交渉開催地としてわが国でも大いに注目を浴びるブルネイのトップ、ボルキア国王(冒頭写真左。安倍首相と。今年5月来日時)の親族の詐欺疑惑、その後、東京・代官山駅にほど近い約1700坪のブルネイ王族の1人の所有地(現在はブルネイ投資庁=BIA所有)以外にも、詐欺の材料はいろいろあり、被害者も多いことが判明したので追加報道する。
なお、この親族とは、「ピージーハイジ・カマル・バリーン』(=下右写真。通称Pgバーリン)なる者だが、その後、Pgバーリンの父親は元文部大臣、Pgバーリン自身もマレーシア大使を務めていたことがわかった。
しかも、父親は、Pgバーリンと組んで詐欺を働く日本人・高島貞幹氏なる者の関連会社の役員、Pgバーリン自身も高島氏が代表の「サンライズテック」(大阪市西区)の役員に就いていた(横左写真=会社謄本)のだ。
こうなると、なおさら、ブルネイ政府側も無視し続けて済む話ではないのでないか(被害者が訴えるも、在ブルネイ日本国大使館が無視していることは前回述べた)。
さて、本題の別の詐欺の材料だが、それはブルネイが所有するベンツ、BMW、フェラーリ、ポルシェなど実に4500台ともいわれる高級外車の日本における総販売代理店契約の話。
もちろん、イキナリそんなことをいわれても誰も信じまい。実際に、高島氏の仲介で現地に行き、Pgバーリン同行でその政府の保管倉庫を見せるのがミソだという(以下に、その倉庫の写真、「契約書」掲載)。