田母神俊雄・前空幕長(横写真)の例の懸賞論文は保守系の多くの者からさえ、「幼拙すぎて、逆にますます身動きが取れなくなる」と批判の声が強い。
当初、目立ちたがり屋で、著名人なら誰とでも付き合うアパグループの元谷代表夫婦の道楽が悪い方向に出たとの見方もあった。
だが、その後、今回の騒動に発展しながらも受賞(横右写真)パーティーを中止する様子はなく、また、出版まで行う(横左写真)態度を見ると、もはや確信犯と思わないわけにはいかない。
何しろ、完全英訳して世界にも発信されるそうだから、これが自衛隊・防衛省、ひいてはわが国の多数意見のように誤解されてはたまったものではない。
その上で注目されるのが、来る12月8日午後4時から「明治記念館」(東京都港区)で開催の表彰式、記者発表にどれだけの政治家が来るかだ。
アパグループは今回のこの表彰式、出版記念パーティーの発起人依頼者を公表していた(現在は閲覧できないようになっている模様)。そのペーパーによると、森喜朗、安倍晋三両元首相以下、100名以上に上るが、その約4割が自民、民主党を中心とする保守系国会議員(元も含む)など政治家なのだ(以下、全政治家の氏名公表)。